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透析医療の今

透析療法の流れ

腎臓は体内の毒素や老廃物の除去、水分の調節といった、生命を維持し、身体の環境を一定に保つ大切な役割を担っており、腎臓に問題が起こると身体中にさまざまな影響がでます。
一度失われた腎臓の機能は、多くの場合は回復することがなく、慢性の腎不全となります。
さらに腎臓の機能が低下し腎不全が進行すると、体の中に老廃物がたまり、尿毒症の症状が現れます。
たまった老廃物を取り除くためには、血液透析(HD)や腹膜透析(PD)といった透析療法、あるいは移植といった腎代替療法が必要になります。

  1. setp1 腎臓の機能の低下
  2. setp2 保存期治療の開始
  3. setp3 療法選択と透析導入
  4. setp4 シャント作成(※血液透析を選択)
  5. setp5 血液透析導入
  6. setp6 外来通院透析開始

血液透析について

腎不全末期となった体にたまった尿毒素(老廃物)や余分な水分は、ダイアライザーを用いた血液透析を行うことでかなり除去されます。

血液透析の働き


ダイアライザー

現在のダイアライザーの大部分は中空繊維型(ホローファイバー)といわれるもので、容器に入った約1万本の極細の繊維管の中に血液を流します。
この管にはミクロの孔(ポア)が無数にあいていて(半透膜)周囲を取り囲む透析液との間で水分の移動、尿毒素(老廃物)や不足している物質(電解質)などの交換をして(拡散・浸透圧・限外ろ過)血液を正常の状態にします。
このダイアライザーが腎臓に近い働きをする人工腎臓といえます。
多くの種類があり、年齢、食事、体重、除水量、血液検査データなどを参考にして、患者さまに最も適したダイアライザーを用います。


透析患者さまの傾向

透析患者さまの数は、年々増加しています。
また主要原疾患は、糖尿病性腎症の割合が増加、平均年齢も高齢化が進んでいます。

透析患者さま数

年々増加し、全国で29万7000人に及びます。人口431人に一人が透析患者さまとなります。

透析患者さま数

(社)日本透析医学会「図説 わが国の慢性透析療法の現況 2013年12月31日現在」

透析患者さま主要原疾患

糖尿病性腎症の割合が年々増加しております。

透析患者さま主要原疾患

(社)日本透析医学会「図説 わが国の慢性透析療法の現況 2013年12月31日現在」

透析患者さまの年齢と性別

平均年齢は66.2歳となり、年々高齢化が進んでおります。

透析患者さまの年齢と性別

(社)日本透析医学会「図説 わが国の慢性透析療法の現況 2013年12月31日現在」